アートアクアリウム2018*観賞魚の晴れ舞台「金魚」的ベスト展示
毎年夏になると、コレド室町の日本橋三井ホールは金魚一色となります。
普段は目にすることのない数や形の水槽と金魚に囲まれて、まるで自分も水の中にいるかのような感覚。BGMの効果も独特で、幻想的な雰囲気です。
私の名前もここからつけました(アイコンは2017年のアートアクアリウムで出会った出目金ちゃん)
大人気のアートアクアリウムについて、金魚的2018年ベストをご紹介します。
■地球儀のアクアリウム
一つ目の展示エリアの中央に位置するこの丸い水槽。中には鯉のようなサイズの大きめの魚が泳いでいて、水槽ごとゆっくりくるくると回っています。幻想的だなぁ…、と思いしばらく見ていたら。
かすかに凹凸っぽいものが…。
…地球儀!!!!
この写真もよく見ると、ちょうど真ん中あたりに日本が見えます。狭い水槽の中にも世界を思わせるアートに鳥肌。狭い水槽も金魚たちの世界。私たちも自分の生活圏内という”世界”にいて、自分次第でどこまででも狭められるし、広げられる…。しばらく眺めながら物思いにふけりました。
■万華鏡アクアリウム
展示エリアの一番最後に、たぶん今年の新しい展示。真っ赤な金魚やカラフルなビー玉に目を奪われます。ところどころに突起のようなものがあり、そこから水槽をのぞくと、、、なんと万華鏡になっています🌈 普通の万華鏡は自分でくるくる回しますが、万華鏡アクアリウムは、金魚たちが自由に泳いでいることで成り立っていました。
■夏のプロジェクションマッピング
展示を見終わって帰ろうと建物をでたら、地面に花火が上がっていました!音楽とともに流れる、3~5分くらいのショーです。 これもまた幻想的。アートアクアリウム展に入らずとも観れます。
■観賞魚が美しく生きるための水槽技術
昨年までは、アートアクアリウムを「キレイだなぁ」と観ながらも、「こんな狭い水槽にたくさんの金魚と泳がされてかわいそうに…」と思っていました。しかし、今年は展示の紹介文もよく読みながら鑑賞をし、新たな凄さを知りました。
金魚はもともと中国のあたりで突然変異により誕生したと言われているそう。日本に入ってきた当初は、地位の高い方々の観賞用としてとても高価なものだったそうです。のちに一般家庭でも手に入れられるようになりましたが、金魚はもともと観賞魚。アートアクアリウムも、観賞魚たちの晴れ舞台としてプロデュースされているみたいです。
アートアクアリウムの自慢は、美しい展示もさることながら、この金魚たちが長い展示期間の中で、健康に美しさを保つことが出来る水槽技術にあるそう!!
確かに言われてみれば、展示期間の2か月間は同じ水槽の中にいるということは、その美しさを保つためには相当な手間がかかりますよね。
そこに見える美しさだけではなく、ビジョンや見えないところでのこだわりを感じながら鑑賞すると、また違った見え方になります。
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アートアクアリウム2018
東京・コレド室町では9/24(月・祝)まで開催中
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年に一度の金魚の祭典。
<酒と、アイドルと、それから私>